院長コラム
■ アレルギー
細菌やウイルスによる感染症の場合は、微生物から生体を守る重要な免疫反応であるが、アレルギー反応(過敏性反応)とは、通常は無害な物質に対する異常な免疫応答です。
正常な免疫システムは、白血球、肥満細胞、抗体、補体などからなり、抗原と呼ばれる異物から体を守っています。しかし敏感な人の免疫システムは、多くの人にとって無害である抗原に対しても、過剰に反応します。これがアレルギー反応です。アレルギー反応は、アレルギー誘発物質がたとえばほこりやダニが皮膚や眼に付着したとき、動物のフケやたばこの煙やほこりや花粉などを吸引したとき、あるいは魚介類など食べものとして摂取したときに、起こります。
アレルギー反応はアレルゲンを特定することが、診断の主な目的になります。アレルゲンを推定できることもありますが、アレルギーの語源どおり、原因不明のことも多いです。
アレルゲンを特定するには、体内(皮膚)と体外で行う2つの方法があります。最初に皮膚テストを見る方法として、スクラッチ法または皮膚を針で刺すプリックテストがあります。草木の花粉、カビの胞子、ほこり、動物のフケ、昆虫の毒液、食物、ある種の薬などの抽出物から希薄溶液をつくり、それぞれの液を皮膚の上に落とし、そこを針で刺します。これらの物質に対してアレルギーがあれば、膨疹がでて発赤反応が起きます。次に体外で行う検査として好酸球数、血清総IgE値を測定し、RAST法、CAP-system、MAST法などにより、特異IgE抗体を測定する方法があります。その他好酸球の顆粒蛋白のECPを測定したり、白血球から遊離するヒスタミンを測定したり、食物アレルギーの原因同定および許容範囲を求めるために、アレルゲン物質(卵や牛乳など)を経口摂取させることもあります。
【予防】
【治療】
抗アレルギー薬: 抗アレルギー薬はアレルギー症状の軽減および予防にも有効です。処方薬として、吸入器やネブライザーなどで吸入したり点眼薬として使用します。抗アレルギー薬は化学伝達物質の遊離抑制、ヒスタミンH1レセプター拮抗薬、トロンボキサン阻害薬、などがあります。
ステロイド薬: ステロイド薬には抗炎症作用があり、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬でアレルギー症状を抑えることができないときは、ステロイド薬を使うことがあります。スプレー式点鼻薬として、あるいは喘息の治療には吸入薬として使用します。症状が重かったり広範囲にわたる場合は、経口投与しますが、吸入薬の場合と違ってさまざまな重い副作用が出ることがありますので、専門医と相談して使用したほうがよいでしょう。
正常な免疫システムは、白血球、肥満細胞、抗体、補体などからなり、抗原と呼ばれる異物から体を守っています。しかし敏感な人の免疫システムは、多くの人にとって無害である抗原に対しても、過剰に反応します。これがアレルギー反応です。アレルギー反応は、アレルギー誘発物質がたとえばほこりやダニが皮膚や眼に付着したとき、動物のフケやたばこの煙やほこりや花粉などを吸引したとき、あるいは魚介類など食べものとして摂取したときに、起こります。
| ほとんどのアレルギー反応では、免疫システムが最初にアレルゲンに接したときに免疫グロブリンE(IgE)と呼ばれる抗体がつくられます。このIgEは、好塩基球と組織の肥満細胞とに結合します。最初の接触によりアレルゲンに感作されて過敏になりますが、この段階ではアレルギー症状は起こりません。 | ![]() |
| その後、再度アレルゲンに接すると、表面にIgEをもつ細胞は化学伝達物質を放出し、周囲の組織に炎症を起こします。これらの物質は反応の連鎖を引き起こし、組織を刺激し続けて傷つけます。この反応の程度は軽度から重度までさまざまです。 | |
![]() | 症状と検査と診断ほとんどのアレルギー反応は軽度ですが、ときに命にかかわる重症なものもあります。最初は涙目、眼のかゆみ、鼻水、皮膚のかゆみ、じんま疹、くしゃみなどが起こります。アレルギーが喘息(ぜんそく)を引き起こすことがあります。気道が収縮するとゼイゼイと呼吸が苦しくなります。アレルギー反応のうちでも、アナフィラキシー反応と呼ばれるものは、たとえば食物を過剰に摂取したときに皮膚のかゆみ |
| からはじまり、放置していると呼吸が苦しくなり、嘔吐や顔色不良となり、血圧が低下し、生命にかかわる事態が生じます。 | |
アレルギー反応はアレルゲンを特定することが、診断の主な目的になります。アレルゲンを推定できることもありますが、アレルギーの語源どおり、原因不明のことも多いです。
アレルゲンを特定するには、体内(皮膚)と体外で行う2つの方法があります。最初に皮膚テストを見る方法として、スクラッチ法または皮膚を針で刺すプリックテストがあります。草木の花粉、カビの胞子、ほこり、動物のフケ、昆虫の毒液、食物、ある種の薬などの抽出物から希薄溶液をつくり、それぞれの液を皮膚の上に落とし、そこを針で刺します。これらの物質に対してアレルギーがあれば、膨疹がでて発赤反応が起きます。次に体外で行う検査として好酸球数、血清総IgE値を測定し、RAST法、CAP-system、MAST法などにより、特異IgE抗体を測定する方法があります。その他好酸球の顆粒蛋白のECPを測定したり、白血球から遊離するヒスタミンを測定したり、食物アレルギーの原因同定および許容範囲を求めるために、アレルゲン物質(卵や牛乳など)を経口摂取させることもあります。
【予防】
| アレルゲンを避けることができれば、それが最善の予防策です。アレルゲンを避けるには、特定の薬物の使用をやめたり、屋内でペットを飼わないようにしたり、高性能の空気浄化装置を取りいれたり、アレルゲンとなる食物を食べな | |
| いようにします。ハウスダストにアレルギーがある場合は、ほこりのつきやすい家具やカーペット、カーテンなどの使用をやめます。 | |
【治療】
| 抗ヒスタミン薬: アレルギーの症状を和らげるのに最もよく使われる薬は、抗ヒスタミン薬です。副作用として、眠気、口の渇きなどがありますが最近副作用の少ないものが開発されています。抗ヒスタミン薬はヒスタミンの影響を抑 | |
| える薬です。 | |
抗アレルギー薬: 抗アレルギー薬はアレルギー症状の軽減および予防にも有効です。処方薬として、吸入器やネブライザーなどで吸入したり点眼薬として使用します。抗アレルギー薬は化学伝達物質の遊離抑制、ヒスタミンH1レセプター拮抗薬、トロンボキサン阻害薬、などがあります。
ステロイド薬: ステロイド薬には抗炎症作用があり、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬でアレルギー症状を抑えることができないときは、ステロイド薬を使うことがあります。スプレー式点鼻薬として、あるいは喘息の治療には吸入薬として使用します。症状が重かったり広範囲にわたる場合は、経口投与しますが、吸入薬の場合と違ってさまざまな重い副作用が出ることがありますので、専門医と相談して使用したほうがよいでしょう。
![]() | 救急処置: アナフィラキシー反応のような重症のアレルギー反応には、救急処置が必要です。重症のアレルギー反応を起こした場合は夜間でも精密検査ができる医療施設で診察を受けて、適切な治療を受ける必要があります。 |





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